構造設計:木村洋介 照明設計:岡安泉照明設計事務所

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音楽ホールの山

長崎県諫早市/住宅/2015

SD Review 2015 入選

敷地は長崎県諫早市の郊外。半分を田んぼ、残り半分を住宅街で囲まれ、住宅地と田園風景の中間のような場所である。ここに、小さな音楽ホール付きの住宅を依頼された。


加えて、施主は兄弟・親戚間で仲の良い関係を持ったご夫婦で、平日・休日問わずすぐに10〜20人ほど集うような間柄のため、個室は最小限として、その分全体は広く様々な居場所が点在しているようなパブリックスペースを求められた。


音楽ホールでは施主や友人とのドラム・ベースの演奏、映画鑑賞等が想定されており、周囲の半分は住宅地のため、まずはホールの最大限の遮音性を考えることから始めた。コンクリート壁で囲み、周囲にぐるりと諸室を回し、更にその外側を大屋根で包んで、階高の半分程度を地中に埋める、といった具合である。

そして、その入れ子状になった中間の部分を家族のパブリックスペースとした。


大屋根の下で、基壇の上部やそのまわりに様々な居場所をつくっている。


普段は少人数で、集うときは沢山の人々で溢れかえり、賑わう。

音楽ホールの振る舞いそのもののような住宅を目指した。